考え事
いま、アフリカの夜行バスに揺られている。
ジンバブエのビクトリアフォールズからナミビアのウィントフックへ、20時間の旅。
ゾウが見え、キリンが見える。
オレンジの夕焼け、3つほど越えた国境。
深くなっていく闇。街灯も、対向車もほとんどなく反射板すらない、暗闇の世界。バスは揺れる。
人との会話もなく、ネットも繋がらない20時間というのはなかなか久しぶりの経験で。睡眠も浅く、ゆらゆらと起きてしまう。
すべてがはじめての経験。
色んなことを考えども、最後に残るのは、いつもの相手。
離れて5ヶ月。こんなに会いたいと思ったのは久しぶりだ。離れても、ちっとも回復しない。
きっとお月さまがまんまるで、わたしを見透かすからだ。
なんで月はこんなにきれいなんだろう。
心にびっしりとこびりついて抑えていた感情が、涙が、剥がれるようにほろほろとこぼれてゆく。
ただ会いたい。
もう二度と会えないのかもしれないという思いが何故か強くなる。なぜか、そんな気がする。
二度と会わないつもりで日本を離れたのに。どこかでまた会えると思っている。
そんなあまっちょろい自分が情けなくて嫌いだ。
もしもう一度会えたなら、何を話そう。
どんな言葉も、きっとこの気持ちを表すことはできない。
膨らみすぎたこの思いは、どこにいけばいいのだろう。
会いたい。会いたいです。同じ気持ちだったらうれしいけど、同じ気持ちじゃなくてもいい。
会いたいです。
離れたら、こんな気持ちなくなるって思ってた。
でもなくなるどころか、溢れてやまないんです。
もうこんなに時が経つのに。おかしいかな。
新しい生活に、わたしがいない生活に慣れましたか?
わたしはあなたが居ない生活は、きっと一生満足に送ることはできないかもしれない。
会いたいです。もし叶うなら、もう一度、いつもの呼び名でわたしを呼んで、手を繋いでほしいです。
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